2011/02/10

安珍・清姫伝説


清姫・・・。




先日お友達からお借りしたDVD「川本喜八郎作品集」の中の「道成寺」。

あらすじをまるまるっと簡単に説明すると(細かいところはあまり自信がないのでちゃんとお知りになりたい方はご自身でお調べになってくだされ)



参拝の途中、一夜の宿を求めた僧・安珍(超色男)に宿の娘・清姫が一目惚れをする。

大胆にも清姫は安珍に夜這いをかけまして(笑)、困った安珍は「参拝が終わったら戻ってきます」と嘘をつくわけです。

で、じっと清姫は待つわけですが、いつまで経っても安珍が戻ってこない。

旅の人に聞いてみると、「その方ならもう峠を越えていった」とそこで裏切られたことに気づく。

執念で追いつくんだけど、安珍に「人違いだ」とまた嘘をつかれる。

清姫は裏切られた悔しさで大蛇になり、最終的に道成寺の鐘の中に逃げた安珍を鐘ごと焼き殺してしまうというお話。


いろいろ話があって、

毎年この宿を使っていた安珍が、子供の清姫があまりにかわいらしいので「大きくなったらお嫁さんにしてあげる」とからかっていたってのとか、

清姫は占い師に清姫の家に宿を借りにくる僧侶と結婚するといわれていたとか。

そうなってくるとそりゃ夜這いもかけちゃうだろう・・・と。(あ、かけない?かけちゃだめ?)



ああ、切ない・・・。嘘をつくから悪いんだよ、安珍。



でね、その主人公の清姫のイメージにぴったりだと思ったわけです、このクラゲ(笑)。




「もしもし、旅のお方。イケメンの安珍という僧侶を見かけませんでしたか」







「う、裏切られた・・・まてえ、安珍」



いかがでしょう?あ、もう、清姫にしか見えなくなったでしょ?(笑)

はっと息をのむほどそして背中がゾクっとするほど妖艶で美しいこのクラゲさん、
「アカクラゲ」という種類なんですって。



あ、DVDの道成寺、本当に素晴らしいです。
興味のある方は「Dojoji」「kawamoto」で検索してみるといいかもしれません。


私はこのDVD非常に気に入ったので(他のお話も全部素晴らしいですよ!)購入しようと思います。


新江ノ島水族館にて

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